2026年10月、三井オーシャンサクラで金沢港に寄港します。
入港は朝8時、出港は夕方4時。上陸して観光できる時間は約8時間です。
結論からお伝えすると、8時間で無理なく回れるのは3〜4か所です。
金沢は見どころの多い街ですが、港から市内までの移動にも時間がかかります。全部を回ろうとすると、慌ただしい観光になってしまいます。
そこで今回は、実際の移動時間をもとに、8時間で無理なく楽しめるおすすめの回り方をご紹介します。
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 8:00 | 金沢港に入港。下船 |
| 8:30 | タクシーで兼六園へ |
| 10:30 | 金沢城公園(歩いて移動) |
| 11:45 | 近江町市場で昼食 |
| 13:30 | 金沢21世紀美術館 |
| 15:00 | 港へ戻る |
| 16:00 | 出港 |
このコースは、港と市内の往復にタクシーを使う前提です。路線バスを乗り継ぐ場合は、ここから1時間ほど差し引いてください。
この順路をGoogleマップで開く(港を出発して4か所を回り、港に戻る道順が表示されます)
以下、公式の情報をもとに調べた内容です。入園料や車いすの貸し出しまで確かめています。
金沢港から市内へのアクセスと所要時間
ここを見落とすと、計画が崩れます。
金沢港クルーズターミナルは、市街地から離れた場所にあります。船を降りてすぐ兼六園、とはいきません。
| 手段 | 時間の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| タクシー(金沢駅まで) | 約15分 | 2,000円前後 |
| 路線バス(金沢駅西口まで) | 30〜34分 | 300〜400円 |
出典:金沢港クルーズターミナル公式サイト・北陸鉄道(2026年8月時点)
ターミナルには690台分の駐車場があり、無料です。館内は9時から21時まで開いていて、入館も無料です。
バスを乗り継ぐと、港から兼六園まで片道1時間近くかかります。往復で2時間。8時間のうち4分の1が移動で消えます。
乗船の集合時刻も考えると、市内で使えるのは6時間ほどです。
移動をタクシーにすると1時間増える
寄港地でお金を使うなら、私は移動に使うのがよいと思います。観光地を増やすより、移動時間を短くしたほうが満足度は高くなります。
タクシーの使い方は2つあります。①往復だけ利用するか、②観光タクシーを貸し切るかです。順に見ていきます。
往復だけタクシーにする
私は往復だけタクシーを利用する予定です。実際に乗ってみて、使い勝手も追記します。
港から兼六園まで、バスなら約1時間。タクシーなら20分台です。
| 手段 | 時間 | 3人分の費用 |
|---|---|---|
| バス乗り継ぎ | 1時間ほど | 1,560〜1,860円 |
| タクシー直行 | 20分台 | 3,000円前後 |
タクシーは1台の値段です。3人で乗れば、差は1人あたり400円ほど。それで往復1時間以上の観光時間が増えます。
金沢駅から港までがおよそ2,000円、金沢駅から兼六園までがおよそ1,000円という目安から見積もった額です。実際の料金は経路や交通状況で変わります。
観光タクシーを貸し切るという選択肢
金沢には観光タクシーの制度があります。料金は金沢市観光協会が公開しています。
| 車種 | 料金 |
|---|---|
| 普通車 | 17,400円 |
| 大型車 | 22,600円 |
| 特定大型車(ジャンボタクシー) | 25,000円 |
出典:金沢市観光協会(2026年8月時点)
3人なら普通車で1人5,800円です。高く感じるかもしれません。
それでも、待っていてもらえる、荷物を置ける、疲れたら車で休めるという利点があります。
運転手さんに「16時出港です」と伝えておけば、時間を見ながら回ってくれます。船会社のツアーにもタクシープランが用意される予定です。案内は9月下旬ごろに届きます。
ただし公開されているのは2時間コースの料金です。港からの往復を含めると、2時間では兼六園と金沢城公園でいっぱいになります。長く頼めば料金も上がります。
市内の移動もタクシーが早い|周遊バスという選び方
市内の観光地は、それぞれ1kmから2kmほどの距離にあります。タクシーなら5分から10分で移動できます。
待ち時間がないぶん、寄港の日にはタクシーのほうが確実です。3人で乗れば、1人あたりの負担も大きくは変わりません。
費用を抑えたい場合は、「城下まち金沢周遊バス」という選び方もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 右回り | 金沢駅東口→武蔵ヶ辻・近江町市場→橋場町(ひがし茶屋街)→兼六園下・金沢城→広坂・21世紀美術館→香林坊 |
| 左回り | 金沢駅東口→武蔵ヶ辻・近江町市場→香林坊→片町→広小路(にし茶屋街)→広坂・21世紀美術館→兼六園下・金沢城 |
| 運行間隔 | 右回りは約15分間隔(8:30〜18:00)/左回りは約20分間隔(8:38〜17:58) |
| 運賃 | 1回 大人220円・小学生110円 |
| 1日フリー乗車券 | 大人800円・小学生400円 |
出典:北陸鉄道 公式サイト(2026年8月時点)
取扱窓口やホテルで事前に買う必要があります。4回以上乗るなら元が取れますが、3か所ほどを回るなら1回ずつ払うほうが安く済みます。
8時間で回れるおすすめ観光地5か所
回るとよい順に並べました。上の3つが基本、4つめは時間が余ったらです。
1. 兼六園|滞在の目安 2時間
日本三名園のひとつです。金沢に来て、ここを外す人はいません。10月末は木々が色づき始める頃です。
10月16日から2月末までは、8時から17時まで。入園料は大人320円です。年中無休なので、寄港日が何曜日でも開いています。
ここで大きいのが、65歳以上は入園無料という点です。石川県の公式案内に明記されています。
年齢を確認できる身分証が要ります。免許証や保険証を持って行ってください。
車いすの貸し出しもあります(後述)。
2. 金沢城公園|滞在の目安 1時間
兼六園の道路を挟んだ向かいです。歩いて移動できます。この2か所はひとまとまりで考えてください。移動がない分、そのまま滞在時間になります。
園内に入るだけなら無料です。広い芝生と石垣を眺めながら歩けます。
有料なのは建物の中に入る場合です。菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門で大人320円。河北門と鼠多門は無料で入れます。
開園時間は兼六園と同じ。年中無休です。
3. 近江町市場|滞在の目安 1時間
およそ300年続く市場です。海産物の店が並び、丼物を出す店も入っています。昼食はここがよいと思います。
周遊バスの「武蔵ヶ辻・近江町市場」で降ります。金沢駅からは歩いて15分ほどです。
営業時間は店によって違います。混雑を避けるなら11時台に入るのが賢明です。
船に戻れば夕食が出ます。市場では軽めに済ませる、という考え方もあります。
4. 金沢21世紀美術館|時間が余ったら
ガラス張りの丸い建物です。水に沈んだように見えるプールの作品が知られています。
| ゾーン | 時間 | 料金 |
|---|---|---|
| 交流ゾーン | 9:00〜22:00 | 無料 |
| 展覧会ゾーン | 10:00〜18:00(金・土は20:00まで) | 展覧会ごとの観覧料 |
建物に入って雰囲気を味わうだけなら、お金はかかりません。短い滞在ならこれで十分です。
注意したいのが休館日です。展覧会ゾーンは月曜が休みになります。私が乗るコースの金沢寄港は10月28日の水曜なので、この日は開いています。
雨の日は、ここへ逃げ込むという使い方もできます。
5. ひがし茶屋街|足に不安があるなら見送る
格子戸の町家が並ぶ通りです。金沢らしい写真が撮れる場所として人気があります。
ただし、ここは正直にお伝えします。古い町並みを守っているため、車いすへの配慮はありません。路面は石畳です。杖をついている方も、足元を見ながら歩く必要があります。
健脚の方なら、順位は変わります。周遊バスの右回りなら「橋場町」で降ります。
足に不安がある方でも回りやすい観光スポット
私は高齢の親と一緒に乗ります。長い距離を歩くのは難しいため、この点は念入りに調べました。
親は自分の足でゆっくり歩けます。そこで車いすは船内の移動だけで借りて、上陸してからは歩くという組み立てにしました。
| 場所 | 状況 |
|---|---|
| 兼六園 | 桂坂・蓮池門・小立野・随身坂の各料金所で貸し出し(計13台/手動11・電動4)。小立野料金所の周辺は平坦 |
| 金沢城公園 | 石川門入口案内所・管理事務所・玉泉庵案内所の3か所で貸し出し。無料・予約不要 |
| 金沢21世紀美術館 | 段差が少ない。エレベーター・多目的トイレあり |
| 近江町市場 | 通路は狭め。混む時間帯は避けたい |
| ひがし茶屋街 | 石畳で難しい。前輪が目地に引っかかる |
金沢港は着岸です。船から桟橋へそのまま降りられます。
これは大きな違いです。同じコースの宮津は通船を使うため、乗り降りに階段の昇降があります。車いすのままでは上陸できないと旅行会社から聞いています。
船内で使う車いすは無料で借りられます。台数に限りがあるので早めの予約が要ります。長い廊下やデッキの移動が楽になります。この件は三井オーシャンサクラの料金に書きました。
タクシーを頼むときは、車いすに対応できる車かどうかを先に確認してください。ジャンボタクシーなら乗り降りが楽になります。
どのクルーズに乗るか、まだ決めていない方へ
金沢に寄る日本発着のコースは、いくつもあります。寄港地から選ぶという決め方もあります。
よくある質問
Q. 金沢港から市内まで、歩いて行けますか。
歩ける距離ではありません。路線バスで30分以上かかります。バスかタクシー、または船会社の送迎を使ってください。
Q. 兼六園は本当に65歳以上が無料ですか。
石川県の公式案内に記載があります。年齢を確認できる身分証の提示が必要です。県外の方も対象です。
Q. 雨が降ったらどうしますか。
金沢21世紀美術館は建物の中で過ごせます。近江町市場もアーケードがあります。兼六園とひがし茶屋街は外を歩くので、雨具が要ります。
Q. 出港に遅れたらどうなりますか。
船は待ちません。自分で回る場合は、港へ戻る時刻を出港の1時間前に設定してください。船会社のツアーなら、間に合うように組まれています。
まとめ
金沢港の寄港で観光できるのは約8時間。実際にゆっくり回れるのは3〜4か所です。
兼六園・金沢城公園・近江町市場を中心に計画すれば、初めての金沢でも十分に楽しめます。
時間を有効に使いたい方は、港と市内の移動にタクシーを使うのがおすすめです。
車いすを使う場合は、ひがし茶屋街の石畳だけ気をつけてください。ほかの3か所は貸し出しもあり、回りやすい場所です。
私も10月に実際に訪れます。所要時間や回りやすさを、この記事へ追記する予定です。
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※本記事は兼六園・金沢城公園(石川県)、金沢21世紀美術館、北陸鉄道、金沢港クルーズターミナル、金沢市観光協会の各公式サイトをもとに作成しています(2026年8月時点)。料金・時間・運行は変更される場合があります。おでかけの前に最新の情報をご確認ください。

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